夏だ!鍋だ!

○夏なので鍋を食べました。

 

○鍋は冬の食い物だろ、という指摘は厳粛に受け止めます。しかし、一人暮らし大学生が野菜を美味しく摂取する手段はこれしかないのです。気がつけば毎食炭水化物が9割を占める食卓に無理やり野菜を介入させるにはポン酢の力を借りねばなりません。そのためのオールシーズン鍋なのです。

 

○まあ正味な話初期はサラダを試してみたのですが、シンプルに生野菜があんまり得意じゃなかったです。どうせ自分で飯作るのなら好きなもの食いたいしな、という思いがあったのでサラダは完全に選択肢から消えました。

 

〇今日の鍋

色彩が悪い

具材は豚肉白菜もやし油揚げ、だけ。油揚げは安いくせに肉並みの食いごたえがあるので最近Tierをあげてきました。それになによりしっかりポン酢を吸収してくれるので最高。マンスーンさんありがとう。作り方は具材を適当に切って水といっしょにぶちこむ、それだけです。

 

〇加えて最近のエウレーカとして、刻み葱を強くオススメしたい。これがあるだけで単なる栄養補給飯から高級レストランの味へと早変わりします。食後、(いつもより良い鍋だったな)と思い出せること請け合いなので、鍋のマンネリ化に悩む同志諸君は100円の贅沢から始めてみましょう。

 

〇そして鍋と言えば〆です。一人暮らし初期はわざわざインスタントラーメンを買ったりしていましたが、今思えばそれはただの愚行。〆なんてのは1つ20円のやっすい中華麺で十分だと気づきました。

確かにサッポロ一番で〆るとかなりの幸せを感じます。しかし、これは一人暮らしを初めて気づいたことですが、袋麺は高い。5袋で500円くらいする。家の資源を無尽蔵に使えたあのころとは違い、今は有限なる資産をやりくりしなければ明日の命はない、そんな無情な世界。そんな環境で、鍋の〆というもはやMLBで大差で勝利しているチームの攻撃のようなもの。相手は戦力温存のために野手を投手起用する中、スリーボールから快音を響かせるわけにはいかないのです。

長々と書きましたが、要するにオーバースペックというわけです。肉と野菜のうまみが染み出した極上のスープには、安い中華麺がベストマッチなのです。

 

〇ということで、今から〆を食います。明日の朝は残ったスープで雑炊だ。これが幸せってやつですよ。