高校同期と久しぶりに会ってサウナに行ったんだけど、本気の眩暈で死が見えた。脳卒中ってあんな感じだと思う。
2023/4/17
〇14日目。朝8時、祖母の家を出発。安らぎの地に後ろ髪が引かれるが、行くしかない。しかし出発して1kmほどでいきなりガス欠。前日志賀島に行った帰り、コックをリザーブにしたのを完全に忘れていた。不覚。春の陽気の中、200kg近いバイクをひたすら押し歩くという苦行の末、2kmほど離れたガソリンスタンドに到着。すっかり汗だくになり、また出鼻をくじかれたことで、第二の旅立ちに伴うはずだったやる気というものがことごとく身体から抜け落ちていった。
〇いったんこうなると中々脱せない。福岡北九州の街並みを抜け、関門海峡を通り抜けるも、ずっと聞いていたネットラジオにもやや飽きがきていたのもあり、大した感動もなく本州へ帰還。山陽山陰どちらを通るか迷ったけど、取りあえず未知の領域の山陰へ。
〇角島大橋へ。
写真で改めて見返しても、やはり海がすごくキレイだ。関西在住の身としては、この淡い水色に南国を感じる。
セローとも1枚。
〇角島灯台を軽く見て、長門から南下。中国地方を横断する。予定にはなかったが、秋吉台が案外近かったので立ち寄り。
秋吉台、だいぶ凄いです。一般的日本に無さすぎる景色で、異国に迷い込んだ気分になる。
〇再び南下し、宇部新川駅を目指す。言わずと知れたシンエヴァの聖地駅は、全く普通の田舎駅だった。
見たのがかなり前なのであまり覚えてないが、しかしそこかしこにエッセンスを感じる。
シンエヴァについては改めて決着をつけなければならない。首を洗って待っていろ。
〇キャンプ地を定めて東進。防府市にある神宮あさひの里という場所を目指すが、かなり山奥。倒木落石その他もろもろの障害を乗り越え到着するも、さすがに山中すぎる。
不測の事態を考慮し、さすがにここでは泊まれねえと結論。遅まきながら、ソロのキャンプ地はそれなりに人通りのあるところ、山か海かでいえば海側にすることが大事、ということに気づく。しかしこの時点で18時、今さら新しいキャンプ地を探すのは厳しいため、夜通し走ることを決意。
〇そうと決まれば風呂に入って身体を休めなければ。江泊温泉和の湯に向かう。湯船に浸かりながら、さすがに夜通し走るのは非現実的だな……と思い直し、現実的な落としどころを模索したところ、先駆者たちの体験記からネットカフェの存在に思い至る。ネカフェはどこにでもあるが、ナイトパック8時間をうまく使うために今日のうちになるべく距離を稼いで遅くチェックインしたい。ということで選ばれたのは快活クラブ五日市駅前店。現在時刻20時。100km強のナイトツーリングのはじまりだ。
〇というわけでこの旅初の深夜ラン。セローはヘッドライトが暗いので正直めちゃくちゃ怖い。そして海岸線沿いを走るという謎のこだわりにより街灯の少ない遠回りの道で行くことに。しかしBGMは以前からいつか聴こうと思いながら後回しにしていたゆる言語学ラジオ。面白いし知的好奇心も刺激されるので、一度も眠気を感じることなく走り切ることができました。
〇晩飯に来来亭を食い、ネカフェ到着。学生2割引きで、鍵付き個室ナイトパック8時間が2000円なのでこれは全然選択肢に入りますね。
〇というわけで14日目完。
1日の走行距離500km達成。新記録だわ。疲れたけど、過去イチしんどいわけじゃないし、適度な休憩が功を奏したね。
〇お金!
ガソリン:3500
飯:1000
ネカフェ:2000
風呂:800
計:7300
走りすぎですね。