【台湾環島day8】現実が君を生かす【基隆~台北】

2024/3/6

・基隆まで来ちゃったらもう台北はすぐなので、1日早くバイクを返すことにする。この日は1日中雨で移動するのも嫌だったけど、言っても仕方ないので最北端へ。

後ろで荒れ狂う草木を見てもらえば風の強さが伝わるだろうか。

 

・写真撮りたいがために行ったので滞在5秒で引き返す。Z世代のファスト消費文化はこんなところにも。全く最近の若者と来たら。

 

台北へ向かう道中、ここまでパーフェクトナビゲーションのグーグルマップが乱心し、高速道路を案内する。疑うことなく高架への道を上がり始めた時点で(おや?)となり、気づけばもう本線上。Uターンもできないので、料金所的なのが無いから間違ったじゃねーか、と悪態をついて路側帯を慎重に引き返す。なんとか一般道に戻れそう、というところで一般車両にクラクションを鳴らされ、更に気が滅入る。こちとら自分の非はわかっとんじゃい!全部雨のせいだ。

 

・あとは台北に戻るだけなので、見慣れないスクーター紹介でも。SYMの、MMBCUというモデル。

SYM 三陽機車|超乎馭想蛻變之作新世代跑旅MMBCU

X-ADV的なクロスオーバーモデル、普段使いもスポーツもできる万能選手ですよ、という触れ込みのやつ。フロントはH2っぽく、リアはパニガーレ的テールランプ、マットガード一体型ナンバーと、どことなく速そうな印象を受ける。新車圖輯】2022 SYM MMBCU白牌跑旅正式上市!名為Crossover與Unique的全新宇宙!

これをバーエンドミラー換装やマフラー交換して、ヤンチャそうな若い人が街中をビュンビュン飛ばしている。KYMCOも似たコンセプトのやつを出していて、どうもスポーツスクーターが流行りみたいです。

 

・今日の宿に荷物を預けてからバイクを返却。

1600km走った。一周するだけなら1週間もいらない。多少寄り道しても5泊6日で最低限(1日あたり1,2観光地)は行けると思われます。

 

・86km。感慨なし。

 


・昼過ぎに走り終わったんで、昨日飲んだ烏龍茶の陶器を探しに鶯歌へ。

MRTで40分くらい。焼き物の店をはじめ革細工や宝石、彫刻の店がたくさん立ち並ぶ通りがあり、散策にはいいかも。

結局色と柄が好みのが無くて買わなかった。残念。帰りしな、鶏のどこかの部位の揚げ物と紫色のパンを食べて台北に戻った。


・夜市で飯食って早く寝よう、と思ったら時間帯早すぎてまだ屋台が準備中だった。

通りを歩いて適当な店に入る。今日は仕舞いや!とビールを注文したら瓶で出てきた。

1人でひと瓶飲めるコンディションじゃなさすぎる。

 

しかも注文したのがサラダチキン丼(名前忘れた)と蛤スープ。

ビールと合うわけもなく、必死に飲む。追加注文するためにオススメをマップの口コミで探そうとしたら、評価がかなり低めの店なことに気づく。言われてみれば、チキン丼は小骨がちょこちょこ入ってて食べづらい。スープは美味いけど。

・追加は諦め、スープとビールをひたすら往復する。なんとか食べ終わって店を出て、そんなだったな……と思いながらまた口コミを見ると、

そこには世界の真理があった。

結局今の食事は途中から「☆2.4のメシ」というバイアスがかかり、それまで意識してなかった異物が気になりだした。いわば情報を食っていたにすぎず、現実をないがしろにしていたのだ。まったく最近の若m

・それはそれとして☆3なのかよ、という気持ちはあるが。