軽快ブログ

「夏が来るね」そう言って君は

23歳の誕生日はコイツだ

〇内定先の懇親会に行ってきた。しかし場所を書くと分かっちゃいそうな気がするので、今回は地名を使わずにやってみよう。正味写真でアウトだろ、な気はするが、それはもうわざわざ見に来てくれた人へのサービス料みたいなもんだと割り切っていく。

 

〇まずは新幹線。500系なんて久しぶりに見た。

 

レンタカーで行きたい場所があったので前乗り。1人で車を運転する機会はほぼ無かったので緊張する。

なんとかなるっしょ精神で予約せずに行ったけど、唯一タイムズで直前予約できた。しかもこれで単位時間あたりが最安なのだから俺みたいな人間に優しい世の中になってきたのかもしれない。

 

運転すること小1時間。

やって参りました毘沙ノ鼻。日本一周のときは気づかなかった場所でかなり心残りがあったので半ば義務感もある。最後の山道は離合場所こそあるけど狭めの山道だったのでかなり危うかった。

 

何にせよこれで本州四端制覇である。到達の嬉しさ度合いでいうと、片道45分の山道を踏破したトドヶ埼がやはり一番かなぁ。

 

帰りしな、良さげなハンバーガー屋を見つける。

そもそもチェーン店以外のハンバーガー屋なんてほとんど見たことがない。お手並み拝見とばかりに入店。

店内は、悪い意味でなく少し前の流行の内装という感じ。小さなダーツマシンや学生セットがあったりと、地域に根差しているザ・地元のお店だ。どのメニューも魅力的だけど、繋ぎで食べたパンがまだ腹に残っていたので、500円の平日セットを頂く。チキン南蛮バーガーにコーラ。かなり旨かった。

 

〇ドライブ終了。終了時間を1時間間違えて最後はかなり焦ったけど、総じて楽しかった。が、もしここに配属されると休日の楽しみがこれしかないのでは、ということに気づき戦慄。いやまあアクティビティ系は色々あるとは思うけど、にしても車の重要性が身に染みる。

 

夜。早めにチェックインしたホテルで夕寝をかまし、起きたら20時。

こんな日はコンビニで豪遊に限る。とはいえ1000円いかなかったしかなり経済的。

左下のチャーシューのやつは旨すぎてビビった。コンビニ弁当といえば昔は貧しく不味い飯の代表格みたいな面をしてたけど最近はどんどんレベルが上がって文脈が変わってきた、みたいなツイートを見かけたけど、実際そうなんだろうなという気がする。普段実家で親の健康的な飯を食べてる分、旅行先の飯がこれでも十分非日常的で良い。以上、外で名産を食う金も気力もない大学生の自己弁護でした。

 

〇2日目。工場見学して、場所を移す。微妙にできてる西九州新幹線のせいで2時間ちょいの行程に対し30分ごとの乗り換えが発生し落ち着かない。眠いぜサム

夜の懇親会まで時間があるので付近を散策。

市内に3つある斜面移送機器の1つ、さくら号。残念ながら運休している。65歳以上しか乗れないらしいけど、40年後も設備が生きてるかな……

 

写真を撮っている俺を、高校球児が追い越していった。いい情景だ。

 

この町に来るのは2度目だけど、おすすめポイントのひとつに野良猫の多さを挙げていいと思う。

路地裏に入るとよく見かける。2時間ほどの散策で5匹と出会った。

 

防空壕。17時までだったけど、受付案内のおじさんが快く見せてくれた。

中はかなり涼しい。原爆が投下されたのは(完全にバレたね)この山の裏側で、周辺一帯にはそこまで被害はなかったらしい。

 

この日はあまり時間が無かったので、龍馬通りの途中まで行ってみる。

ひたすら坂と階段を登る。クールビズとはいえ、スーツの長ズボンは暑さには厳しい。汗だくになりながら歩く。

 

お、猫だ。

もう少し左にいたら面白かったのにな、と思いながら見ていると、もう1匹やってきた。

間に俺を挟んでにゃんにゃん言っている。知り合いなのかな。

ガン見

涼しそうでええね。

 

しばらく座っていると、三毛の方が歩き出す。

恩返しはじまったかも。

かわい~

どの猫も人慣れしているのか、近づいても逃げない。

 

中華街に向かって歩いていくと、立派な石門があった。

また猫がいた。

暑そう。

 

散策を終えて、中華街へ。

紹興酒と日本酒をしこたま飲み、酔った勢いで稲佐山へ。

神戸の方がキレイやな!(地元厨)

 

〇3日目。日中は再び工場見学。夜、後泊する同期と散策。

出島。あと写真ないけど思案橋ラーメン。

 

ホテルに戻ってひと眠りしたあと、もう一度外出。水辺の森公園へ。

やってみたかった野外飲み。しかし夜でも明るく人通りのあるこの場所、やや見つけてもらいたい欲が出てしまった気もする。でも許してほしい。次の日23歳の誕生日だったし。

その変な恥ずかしさから、コンビニで一番映えなさそうなものを買ってきた。島耕作アメリカンラガー。でも普通に美味しかった。

やたら明るい。あとでわかったけど、この日はスーパーブルームーンだった。

 

ホテルに戻って、2回目の風呂。

もちろんカプセル。

 

〇4日目。23歳の誕生日である。そんなハレの日に選ばれたのは……

そう。軍艦島クルーズである。台風11号の接近に伴う軍艦島内部の観光用手すり撤去の工事がちょうど今日からはじまるせいで上陸はできなかった。残念だけど、今までは手すり置きっぱなしで台風の度に流されては組みなおして、を繰り返していたらしいので対策という観点からは進歩している、らしい。

道中の高島に上陸する。岩崎弥太郎氏がお出迎え。

記念館を見学する。

なんか印象に残った絵。

 

高島を後にし、いよいよ軍艦島へ。

思ったよりも廃墟感が強い。

この角度が一番軍艦らしく見えるという。”軍艦”のもとになったのはワシントン海軍軍縮条約で建造中止になった戦艦土佐で、長崎まで曳航されてきていたらしい。とはいってもこのアングルは島民が普段目にする方向ではなかったため、島民はもっぱら端島と呼んでいたそうだ。

往時は昼夜を問わず煌々と輝いていたため、灯台が設置されたのは閉山してから、とガイドの方が言っていた。不夜城、というネーミングはカッコよくていい。

 

帰港して、昨日断念した龍馬通りを歩く。

龍馬さん。

竜馬がゆく』だ。小6の俺にとってあの描写は少しエッチすぎた。

稲佐山もよかったけど、ここからの夜景も良さそう。

雨が降りそうなので、早めに山を下る。

どちらも魅力的な道だ。

この写真、そこはかとなくミッキー感がある。

 

土砂降りの雨に遭い、路面電車で駅へ。ずっと食べたかったニッキー・アースティンのトルコライス

ハンバーグとチキンカツ。美味しかったけど、大人のお子様ランチと言うだけあってなかなか重い。適度な運動がないとヤバかった。

 

駅でキャリーケースを回収し、銭湯へ。

白菊湯。阪神のマジック消滅を話しているおじさんがいて、阪神ファンがどこにでもいるという噂は本当だったんだ……と実感。

 

再び駅に戻り、リムジンバスで空港へ。会社のお金なので、贅沢にJALで帰れるのだ。

出発3時間前に着いたので、離着陸を眺める。ストゼロはアルコールが強すぎてやはり苦手だ。

伊丹空港が混雑していたので岸和田上空を旋回する。結局、飛行機から見る夜景が一番かも。1時間ちょっとの道のりで『月は無慈悲な夜の女王』を読んでいたけど、これは割と読みやすい。2割くらいだけど、すでに面白そうな予感がしている。

 

以上、旅行記でした。どこ行ったかすぐわかるなこれは。