祖母の家(福岡)から家(尼崎)へ、青春18きっぷを使って帰った記録。
①~九州脱出
前日に博多駅構内の金券ショップで青春18きっぷを購入しておいた。確か2日分で6500円で、公式販売されてるのは5日分で12000円なので若干損か。3日分は益田駅のスタンプが2つと博多駅のスタンプが1つで、前の持ち主がどんな移動をしてたのか、少し気になる。
しかしこの筑肥線、姪浜駅から福岡市営地下鉄空港線に乗り込むので青春18きっぷをうまく使えず、結局はきっぷを買った。
お土産買おうかと思ったけどどこも開いてなさげ。博多明太子から山口のういろうにターゲット変更。小倉へ向かう。
本州へ渡るには小倉で乗り換え。早朝にも関わらず、それなりに人がいた。正月二日の早朝から、みんな何しに行くんだろうか。ちなみに九州ー本州はトンネルで移動。てっきり瀬戸大橋みたいに橋の下を走っているのかと思ってた。九州脱出。
②山口県小郡下郷
半分寝てたからあまり覚えてない。上の路線図で路線確認してた。
小月駅。乗り換えで少し時間あったから降りて散策。なにもなかった。駅待ちのタクシーの運転手さんが駅員さんにお正月のあいさつしてて、改めて正月を感じたりした。
小3のころ住んでいた新山口が懐かしくて、降りて散策してみた。11年も経過しているのだから当然ではあったけど、ものすごく変化してた。
空中庭園がくっついたロータリーに、
やたら石がゴロゴロしてた川を(たぶん)埋め立てて道ができてたり、昔住んでいた場所の目の前に超デカいマンションが建ってたりと、かなり衝撃だった。
けれど大きく変化したのは北側の駅前だけで、よく焼き芋を買ってもらっていたスーパー、アルクや、
アルクで買った焼き芋をもってピクニックしていた種田山頭火の隠れ家、
神童っぷりを発揮していた(誇張)公文式、
田舎の洗礼をかましてくれた母校、
などなど、総合的にみれば変わってないところの方が多かった。変わらない方が良かった、なんて言うつもりはないけれど、着実に年月は経過してるんだなと改めて実感した。
③寄り道
観光も終わったし広島へ向かおうと新山口駅に戻ったら、特急料金¥530プラスで正月記念列車に乗れるらしく、方向は全く別だが乗ってみることにした。
車内は対面式シートで、僕の向かいには馬鹿でかいカメラを持った高校生くらいの男子が座った。何を話すとでもなく、僕は本を読み、彼はスマホをいじり、たまに写真を撮っていた。
トンネルを抜けるたびに雪が増えて行って、景色もだんだん単調になっていった。主要駅では長めの停車時間が取られ、列車の外に繰り出しては写真を撮り、たまにある踏切沿いにはぎょっとするくらいのカメラの人たち、いわゆる撮り鉄が待機していて、僕たち乗客はそのたびに手を振ったりしていた。
津和野に着いて、とりあえず駅舎の外に出る。軽く観光でもしようかと思い、その前に帰りの電車の時刻を確認すると、なんと特別列車の復便は16時ごろ出発だった。これでは到底今日中に大阪までは帰れない。どうしようか。山陰を回ることも考えたが、こちらも特急を駆使しなければ確実に無理だ。念のため料金を確認したが鳥取までで¥7000を超え、18きっぷを使う意味がなくなってしまう。
仕方なく、新山口行きの特急おきに乗車。¥2370の損失。津和野滞在時間は30分だった。
・13:37 津和野→新山口 特急おき3号
今回の敗因は、田舎の、それも正月の電車の往来頻度を見誤ったことである。
④急いで帰阪
・15:08 新山口→岩国
お土産の外郎を買った。山口の外郎は4、5メーカーほど有名どころがあり、山口県民はみな自分の”推し”外郎があるとかないとか。僕は豆子郎が好きです。
・17:08 岩国→広島
もう写真を撮る元気すらなかった。
・18:06 広島→糸崎
徐々に人が増えてきた。
・19:39 糸崎→岡山
古い電車あるある→座席のスプリング効きすぎがち
・21:09 岡山→姫路
無
・22:56 姫路→甲子園口
到着は0時きっかり。
・まとめ
18時間39分の移動。気が狂う。でも電車での長時間移動って好きなんですよね。一番落ち着いて本が読める気がするので。