空前絶後の半端者

僕である。

 

・一人暮らし初めて2カ月が経過した。はじめて1カ月ほどは晩飯食って洗濯して風呂入ったらもう眠気が……で日々がいっぱいいっぱいだったけど、ようやく生活に余裕ができてきた。でもトイレ掃除はまだ一回もしてない。

 

・4回生になり、就活が本格化してくる時期。僕はといえば、3回生の5月に無駄にやる気を出して全力のスタートダッシュを決めた結果、それ以降全く続かず今に至る。覚えとけ、就活は長距離走だ。

 

・そもそも、自分は今年本格的に就活するつもりはなかった。部活とコロナによって破壊された大学生活を取り戻すべく、休学を目論んでいたからだ。そのために形だけの就活をして親に一度誠意を見せ、全落ちした体でモラトリアムを延長する計画だった。

 

・自分自身就活というものをかなり恐れていて、インターン行かなきゃ内定なんて夢のまた夢、ぐらいの温度感で考えていた。実際冬インターンなんてのは1つも行かず(1つ受かってはいたがバックれた)、普通にちゃんと就活しても今年は無理だろなーと思ってた。なので義理の就活は3社しか出さなかった。

 

・ここからは自慢に聞こえてしまう(僕としては事実をありのまま書いている)かもしれないので申し訳ないのだが、実際この3社の選考を通して感じたのは、「言うてそこまで」だった。冷静に自分のスペックを振り返ってみれば、現役・旧帝・体育会で客観的に見てそれなりに有望株であり(中身が伴うとはry)、若干杞憂すぎた説はある。

 

・補足するなら、3社のうち2社は生保と銀行という採用人数が多いところで(確か150人、300人ほど採用する)、また関西資本のため有利という面もある。

 

・けどたぶんこのスペックだとサ〇トリーや味の〇、P〇Gみたいなトップメーカーを狙わない限りは、そこそこのメーカーにそれなりの志望度で戦えばeasy gameだと思う。逆に、商社デベあたりになるとこの程度のスペックは全員標準装備してるので地力の戦いになってくるんじゃないかな。

 

・つまりどういうことかというと、残り1社がなかなかの本命だったのだが、選考があれよあれよと進んでしまい最終面接を残すのみとなってしまったのだ。就浪する気満々だったのに。

 

・どうしようマジで。最終面接前にこんなこと言うのフラグすぎるとは重々承知で、「受かっちゃったらどうしよう」これである。問題を整理しよう。

 

メリット

  • 就活これ以上しなくてすむ

→何気にデカい。就活ってまあまあめんどいし。

  • 将来への不安がいったん薄まる

→未来が確定はするわけですから

  • 40で1000万いく、首都圏勤務

→世間一般よりは全然いい。ただ俺は漠然と35歳で1000万欲しいという気持ちがある

 

デメリット

→留年休学院進する同期と遊び放題。これ一番の理由

  • 就活もう一回しなきゃならん

→現役時代のフレッシュさが失われて力出せないんじゃないか

  • もっと良い企業にいけるかもしれない

→ただここより上ってあんまり多くないんすよね

→これ2番目。大学受験の後悔を繰り返したくない

  • 今年の就活適当すぎて見れなかった業界(商社、海運)がある

→海運だいぶ興味あります。俺は海の男になりたい。

  • バイクで全国いろんな場所走りたいけど首都圏40年勤務じゃさすがに飽きるかも

→これも割とある。40ぐらいまでは全国飛び回って津々浦々見て回りたい。

 

・全体を通しての反省として、「中途半端が一番ダメ」。これに尽きる。人生何が起こるか分からんし、できるときにできるだけやっとかないと後悔残る。そしてやらんならやらんで貫く。

 

・生保はシンプルに商材に全く興味が湧かなかった。良い評判も聞かないし、基本人に恨まれる職業だと思ってる。資産運用部門に行けたら多分転職でも強いんだろうけど基本エリートしか配属されないだろうし。

 

・銀行は良いと思う。さまざまな職種に関わる分半強制的にも知識をつけねばならず、物知りになっていく、という話を聞いたときはかなり心が動いた。いくつになっても物知りハカセには憧れる。ただやはり採用人数が多すぎる。多いということはそれだけ競争も激しいということであり、それが転籍出向に繋がるのだろう。やはりその中で生き残っていく自信はなく、×でした。