スノーボール式

・ナマ言ってすんません!!!

shaker0831.hatenablog.com

 

・友達ができないだのごちゃごちゃ言ってましたが、今日無事に仲を深めてきました。昼までがっつり寝たあと、公園で遊ぼう!という誘いが全体ラインでポストされ、勇気を出して飛びついた。キャッチボールとサッカーを日が暮れるまでやる、という中学生みたいなことをして、多少なりとも心の距離が縮まったのではなかろうか。晩飯もいっしょに食えたし。

 

・合わないだの言ってたけど、結局表層だけを見ていたからであって。人間関係の最初はみんなそりゃ表面のコミュニケーション、当たり障りのない話から始めるしかないのをわかってなかったな。そこはいったん受け流し、じょじょに奥の所をジャブ的に放ちながら選別し、されていく。

 

・いずれ深い仲になるためにはこのステップは重要で、不可避。最初の立ち回りが今後に大きな影響を及ぼす、人間関係はスノーボール式なのだ。ウマ娘の育成といっしょである。

 

・まあその最初の頑張りがダルいし嫌なんだよ、という意見は仰る通り。そこをどう乗り越えていくかですね。自分の場合はスポーツやればなんとかなる、という成功体験に基づく教訓があったので今回はうまくいったけど、ここは各人によってやり方があるだろう。中高大の集団生活って大事なんすね~というありきたりな結論。

 

 

・『読んでいない本について堂々と語る方法』読みました。

『読んでいない本について堂々と語る方法』を積ん読する、という全員が思いつきそうなネタを、ご多分に漏れず自分もやっていた。買ったのは3年くらい前だと思う。タイトルに惹かれて買ったはず。

 

・表題の答えは「気後れしない」「自分の考えを押しつける」「内容をでっちあげる」「自分自身について語る」の4つ。言ってしまえば、上手な煙の巻き方、いい感じに誤魔化す方法、でもある。

 

・作者に敬意を表し、勇気をもって自白するけど、本編部分は結構流し読みで終わった。なるほどね~と理解できる所も結構あったけど、抽象的な言葉が多く出てくるあたりはふーん、って感じであまり内容に没頭せずだった。一気に読まず、空いた時間で読み進めていったせいもある。なにより、最後の訳者あとがきで非常に分かりやすく要約してあったので、そこ読んだら十分だな、と思ってしまった。

 

・最後の章の、読んでいない本について上手に語ることが自己発見、さらには創造につながりみずから作家になる、という言説がすごくいいな、と思った。作家のなり方、という部分に敏感に反応しているところはあるとして、自分の中にある気持ちを丁寧に、分かりやすく面白く、文学的表現で言語化する作家の姿に自分は憧れているんだなあ、という再発見だった。

 

・本編とは関係ないけど、「作品と作者は別物」という主張をポール・ヴァレリー(誰?)とプルーストが支持していた、という話でおっ、となった。この主張ってどうなんだろなー。個人的には支持したいし、した方がわかってる感というか、教養人っぽくてかっけっす。と思ってるんだけど、実際目の当たりにすると切っても切り離せないよなぁ、と強く感じる。多分具体例があったほうが話しやすいから、これはまたその時にでも。