よりもい本当に観てよかった

・よりもい11話……まっすぐな報瀬が眩しすぎる……

 

・許されたい欲ってあるよな。

 

・今回の陸上部三人娘の気持ち、めちゃくちゃわかるもん。自分たちの安易な言葉きっかけで退学までしてしまったことに負い目を感じて、でもきっかけとしか思ってない(描写的に、直接原因ではないと思っている)から、自分たちの中でよくあるお涙頂戴青春モノストーリーとして昇華してしまったとかなんだろう。じゃないと応援メッセージなんて送れない、と思う。

 

・昔ちょっといざこざがあったかもしれないけど、応援メッセージという”プラス”で上書きするから許してね、と。それで長年刺さってた小骨が取れてスッキリ。彼女らのメッセージは清算だったのだろう。

 

・多分その十字架は一生背負わなければいけないものだ。健やかなるときも病めるときもずっと離れず、ふとした瞬間に思い出し続ける。死の直前に思い出すのはちょうど、そんな思い出なのかもしれない。

 

・絶対自分にもその十字架はあるはずだけど、正直忘れてしまっている。いじめた側は覚えていないとはよく言ったものだ。痛みを受けていない記憶は、本当に簡単に忘れてしまう。そのことを突き付けられた、弾劾裁判のような回だった。

 

 

・そして許してしまいそうになっている日向の気持ちもわかる。意図的だとしても飄々と振る舞い今が楽しいゆえに、はらわたが煮えくり返りそうでも気持ちを抑えて、謝罪を受け入れようとしていた。聡いから、そうする方が丸く収まる大人的賢い解決法だとも知っている。お祝いの席を荒らしたくないという算段もあっただろう。そう考えると陸上部トリオもなかなか策士である。果たしてわざとかはわからないが。

 

・にしても報瀬たちにちゃんと話したのは、友情の深まりが如実に感じられて非常に良かったですねぇ……

 

・それを報瀬とキマリがぶった切っていくの、良すぎたな。自分をないがしろにせず、過去としっかり向き合って忘れない真っ直ぐな報瀬、ほんとに最高な友達だと思う。日向よかったね……

 

 

・こういう子供に安易に大人の振る舞いをさせない、という”青さ”を正面から描き切るの、マジで凄いと思う。見てるだけでひゃ~~~~ともなって、ともすれば茶化したりしちゃう(俺ならする)ところに真正面から向き合って脚本書いて絵描いて演技して、その心根にただ感服です。ほんとにいいアニメだ。

 

・いつか書いたかもしれないけど、キマリと高橋さんの話もめちゃくちゃ好きなんだよな。何者にもなれないと嘯いて日々を無難に過ごしていたら、自分より下と思っていた奴が途方もない夢を叶えてしまって、でも友達だから表面を取り繕って想いを隠して、でも最後にはあふれ出してしまうあの様を、1回で描き切った第5話。見てくれ。

 

・聖地館林なのか。関東に越してきてよかった。

 

・そんで12話。メールの描写凄いよ。母に対する想いが行動中心で描かれていたわけだけど、その裏に積み重なったものを思い知らされる。数字が大事なわけじゃないけど、1500通弱。彼女が日々思い、綴った景色を想像するだけで胸がキューっとなる。

 

 

・やるしかないし、きっとできる。