ブックオフのシールを剥がすことについて語るときに僕の語ること

2024/2/25

 

・卒業旅行に行ってきました。冬のグランピング。

楽しかった。今後も年1,2くらいで開催していけたらいいな。

 

・旅行疲れもあって、昼に起きた。喋りっぱなしの2日間だったから、反動で1人の時間が欲しくなる。昨日は家帰って風呂入ったあとは飯も食わずにさっさと寝てしまった。1泊の旅行だからいいけど、3日を超える多人数の旅行なら単独行動の時間が欲しくなるな。幸い、そういう考えを普通に受け入れてくれそうな面々ではあるので、安心ではある。

 

・本に貼られた古本屋のシールをはがすときの喜びってあるな。中古で買って、そんなかな……と思った本は手放すんだけど、ブックオフとかのシールの有無に関わらず売却値が変わらないことに気づいて、それ以来買ってすぐにシールをはがすことがなくなった。綺麗に取れないときもあるし。

こういうやつ


・だからこそ、いいな、と思って本棚に置こうとしたときに、シールをはがす。売品から明確に自分のものに変えて所有感を明確にしたいのかも。あとは、罪悪感もあるな。良い本なのに中古で買ったから直接作者にお金がいくことがない、その申し訳なさを目にしたくなくてシールをはがしている節もある。

 

・こういう日常のささいな瞬間の感情ってちょうど川柳か短歌でウケそうな感じがある。この「気づき」を得たのであとは作品として出力したいんだけど、全然思いつかない。おーいお茶のパッケージが好きで毎回買ってるのに。

 

 

・『屍者の帝国』読みました。

積読消化シリーズ

 

・難しかったなー。虐殺器官とハーモニーを初めて読んだのが中3くらいのときで、最近読み返してようやくああ、こういう話だったのか、と納得できたけど、その感じをまた味わってる。世界五分前仮説みたいな話だった気がする。

 

・でもこれがベストSF2012と最高に面白い本大賞で1位取ってるんだから、自分の理解力が選考委員やSFファンにはまだまだ及ばないことを突き付けられているようで落ち込む。自分に言い訳するとしたら、funnyというよりinterestingな面白さを重視している感じをSF小説のファン層からは感じる。ハーモニーも、健康であることこそが社会道徳、みたいな価値観で、よくこんなものを考えつくなぁ、と感心しきりだった。

 

・主人公がワトソン博士で、作中に直接は出てこないけどホームズの存在もあった。ということはシャーロキアンであるところの長谷川さんはやはり一読はしているのだろう。ぜひ彼女の感想を聞いてみたい。