【北海道day7、8】濃厚な旅行体験、できてますか【SV650X】

昨日、大学同期2人がバイク納車だったので同行してた。

モンスター400/青忍。自我無くインターネットに憎まされていたのでわけもなく忍者アンチだったけど、実際目の前にすると全然そんなこともなく、普通にカッコいい。17年ぐらいの隻眼忍者顔が単純に好きなだけかもしれないけど。

ドカは運転が難しいらしい。ギア比が日本車と違うらしく、100km弱のツーリングで5,6回はエンストしてた。でも純正ながら良い音するし、2本出しマフラーが最高にかっこいい。

なんにせよバイク乗りが増えるのはいいことだし、友人として嬉しいね。

 

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さて北海道。最終日です。

久しぶりに文明圏に近づくので、美味しいもの食べたい、ということでまずはトリトンへ向かって西進。

 

道中で機関車を見る。

ほーん

 

北海道の廃線とかの話は一回体系立てて知っときたいけど、どうも機会がないね。

 

トリトン清田店へ。開店11時ちょっと過ぎに着いたけど、すでに15組ぐらい待ってる。日曜日だし仕方ないけど、北海道にこんなに人がいたことに驚く(失礼

幸い1人なので20分ぐらいの待ち時間で入れた。

うますぎワロタ。

特にサーモンが凄くて、写真見てもらってもわかると思うけど醤油に脂が浮いちゃうレベルで肉厚ジューシー。寿司食って胃もたれしそうになったのはじめてかも。

 

大変満足したあとは、苫小牧へ。支笏湖登別温泉という観光地を相変わらずスルーし、地球岬へ。

ええやん。

 

ぼちぼちフェリー乗り場に向かおうか。

鹿部はこっちだそうです。

 

山中を抜け、小樽に着いたのは19時。フェリーが出るのは23時なので、晩飯を食べる。

海鮮丼もいいけど、B級グルメとした有名らしい鶏肉を食べてみる。

 

席に着いて、注文を決めたら受付にお金を払いに行く。大量の客を捌くために最適化されたシステムに翻弄されながらかなり待つ。旅の終わりに身体が安心したのか、なぜか鼻血も止まらない。

来ました。鶏の味付け濃っ。そんで食いづらっ。でも美味しい。ビールが何より合うだろうな。

 

腹も満たし、セコマで買い出しも済んだのでフェリーターミナルで出航を待つ。

行きと比べると帰りはバイクの台数が少ない。不思議だね。

 

出航。

例によって一番風呂をキメて、北海道に別れを告げる。

そういえば、ガラナ飲まなかったな。また来る理由がひとつ増えた。

 

この旅で、1日中走り回ったあとのビールと柿の種の美味さにようやく気づけた。この気づけた瞬間が記録に残るのは、このブログをはじめてよかったところだな、と思う。

 

ちなみに、帰りのフェリーで書いたメモを抜粋してみると、

なんとなく満たされない感じがある

こんなもんか?という

ド嬢的には'濃厚な旅行体験'が得られていない

無理に感動するように自分に強いている気も

からしみじみ思い出してよかったな、と思える

都井岬、天草のキャンプ場、能登の長い椅子

 

他人と共有できたら、なんてのは軟弱

お前が選んで1人で来てるのだから

他責が1番ダサい

なんてことを言ってる。旅の終わりはいつも感傷的になって色んなことを思うけど、今回は割と核心をついてるかも。

濃厚な旅行体験”は”生き方が変わるぐらいどっぷり作品世界に浸からないと”得られないものだとして、じゃあバイク旅行で世界に浸かるためにはどうしたらいいのだろうか。

ひとつは、行く前に下調べして、ある程度予想していた景色を著しく上回るものに出会ったとき、それは浸かった、と言えるはず。

ただ、このひとつ目によって得られた感動よりも、”知らなかった景色との偶然の出会い”の方が上質な気がしている。実際メモに挙げている3ヶ所も全部そうだ。

まあ結局、落差の大きさということになるのだろう。60→100と0→100じゃ後者の方が強いに決まってる。

 

それを踏まえて今回の北海道は下調べを最小限にして臨んだけれど、思ったほどの感動が得られなかった。楽しかったからそれでいい、とも思うけど、心に少し引っ掛かりが残った。

メモの後半は、その引っ掛かりは他人との生の、リアルタイムな共有によって解消されるのではないか、と考えた自分への喝みたいなもんである。ひとりで来た以上、ひとりで最大化できるように取り組むべきであり、自分をないがしろにするべきでない。

 

以上、最終日でした。

540km。

寿司:3000

ガソリン:2000

若鶏:1350

セコマ:1000

フェリー:19680

計:270,30

 

総走行距離(北海道):2,362km

総計:77,080円