10年前はありますか?

小市民アニメ化!?!?!??!?!?!??!?!??!?!?!??!

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アニメ化発表でこんなにワクワクするのはFate/EXTRA Last Encore以来か……?

今見返したら春期限定の初版2004年って、、、長く続いてる作品だなぁ。

 

長期間に渡るシリーズ作品を書き続けられるの、凄いよなぁと思う。

春期の初版から最新刊まで20年経つわけだけど、その間ずっとではないにしろ作品と向き合い続けてきたってことでしょ?20年前に自分がどんな気持ちで、何を書きたくて始めたとか100%で覚えてはられないし、当然考えも変わってゆくものだし。いくら仕事だとはいえ、もうそれは人生というか、まさにライフワークと呼べるだろう。

 

今年で24になるわけだけど、44になった時に今現在の気持ちを思い出せるかといったら全く自信がない。その一助になればと思ってこのブログを書いてたりはするんだけど、それでも今2年前の記事とか見返すとほんとに自分が書いたのか疑わしい。

 

実際、今の自分と10年前の自分に連続性があるのかという話は結構考える。ソースは忘れたけど、人間の細胞は2年で変わるみたいな話もあるし。世界5分間前仮説じゃないけど、今のこの自分が10年前と同一人物である客観的な証拠なんて極論無いわけだし。今の自分の存在が薄っぺらいもののように思えて、どうしようもない不安を覚えることもある。

 

とはいえそんなこと言い出したらキリが無いし、今の自分は10年20年前の自分を下敷きにして作られてると信じて生きていくのが正道っぽくはある。つい先日、高校時代の日記帳を発見して(正しく三日坊主だった)、そこにはちゃんと『変人になりたい(思われたい)』みたいなことが書いてあって安心した。今と全く変わらないじゃん。自分という存在の連続性の証拠を見つけると、嬉しい。これも5分前に神が慌てて作ったのかもしれないけど。デティール凝ってんねぇ!

 

西尾維新も『少女不十分』のあとがきでこんなことを言っている。

人生の転換点がどこにあったのか、あのときの判断や決断が、その後の人生をどう変えてしまったのか、そんなことを思うときに、果たして冷静な判断ができているのかどうかは、実際のところ、はなはだ怪しいと言わざるを得ないのですけれども、でも、そんなきっかけとなるような出来事を、はっきり意識できることは、自身を、つまりは全身を把握する上で、それなりに肝要なことなのかもしれません。

この文が切れないけど読みやすい感じ、西尾維新だな~

自分の考え方とめっちゃ似てる!と思ったけど因果が逆で、これを思春期に読んだから今の自分ができてる。この考えが昇華されたのがこのブログだと思ってもらえれば。10年前を発見する場所です。

 

なんか全然違う話になったけど、小市民のアニメ楽しみです。取りあえず夏まで予習しまくって毎話ごとに感想と文句を言う古参キショオタクになるアップはじめます。今のところ気になってるのは

  • キャラ造形

小鳩くんそんなシュッとしてるイメージじゃなかったな。160ちょいくらいの小賢しいタイプを想像してた。狐のイメージが前面に出てるのかな

なんかのインタビューだったと思うんだけど、米澤穂信さんって意図的に小説内の時代を00年代くらいにしてる、って話があった気がする。違ってたらごめん。登場する謎が、スマホを使えばどうにかなっちゃうのを避けるため、みたいな話だった覚え。まそれはともかく、実際スマホどころかガラケー全盛の時代なのでそれを前提に話が進んでいるはずであり、この令和に合わせるのは大変なんじゃない、という心配。まあPVにもスマホ出てるし、プロの仕事だからなんとかなるか!