昨年のクリスマスに青春18きっぷで旅行してきました。旅行中のメモなどを見返して記録にしておきます。写真多めです。
昨年の年始はこちら↓
2021/1/2 青春18きっぷで福岡→大阪 - しゃけ8 雑記
12/25 出発 1日目
05:43立花~07:43米原
通勤通学勢を横目に圧倒的快眠
08:04米原~08:40大垣
この区間の田舎度合い凄い。一気に住宅が少なくなって緑が増える。まあ冬なので緑というかは茶色だけど。
岐阜到着。
ゴールデン信長のお出迎え。2009年完成と意外に歴史が浅い。
岐阜城とその城下町を散策する。大みそか期限の論文を書こうかとPCを持ってきていたけど、ひたすら重くて邪魔なことに気づく。パッキング、まだまだ上手くなれそうですね。。。
道中に立派な神社を発見したので立ち寄ることに。
伊奈波(いなば)神社。でも立派以外の感想があまりなかった。
岐阜城の麓に到着すると、観光ボランティアのおじさんがたくさん居た。母から絡まれると長いぞ、と忠告をもらっていたので声を掛けられないようにポケットに手を入れ、気持ち大股で早足に、心なしか目つきも悪くする。でもそばを通りかかると奴らはお互いの孫自慢に夢中で俺には目もくれなかった。徒労である。
岐阜城は金華山という山の上にあり、登山道とロープウェイでアプローチできる。ロープウェイは往復1100円と少し気が引けるが、せっかくなので乗ってみる。
マジで失礼なので一切の邪心がないことをここに誓うが、ロープウェイの案内嬢の声って最適化されてて何かエロい。肉欲を掻き立てられるというわけではなくて、工場の完全に自動化された生産ラインや、たまにYouTubeのオススメに出てくる息の合った餅つきの動画みたいな感じで、全く無駄のない完成された機能美を見たときの「エロい…」である。
天守からの風景。中央左奥に見える突起が、名古屋のビルディングである。日本って地続きなんだなぁと改めて実感する。後で調べて知ったけど、この濃尾平野でも日本5位なんですね。
山を下りて少し歩いたところにあった古い町並み。
お昼時だけどどうにも飯屋が見つからない。岐阜駅付近まで戻ってきてようやく見つけた中華料理屋に入る。
中華料理『東萬』。
東萬定食。唐揚げの下には揚げ餃子が隠れています。めちゃくちゃ旨い。
13:15岐阜駅発 飛騨古川駅行き
岐阜駅から高山本線を使う予定の18きっぱーにはマジで気を付けてほしいんですが、本数が少ないです。特急列車はかなりの本数走ってますが鈍行は1日10本ほど。逃すと2時間待ちか、課金を余儀なくされます。
そして列車は2両編成、下呂へ向かう人たちがかなりいるので、普通に立ち客いる混み具合でした。下呂で俺以外全員降りて一気に寂しくなります。
16:35高山駅着
取り敢えず拠点のビジホにチェックイン。
シャワーを浴びて、念願の高山の町を散策することに。
気温は0℃前後ぐらい。インナー上下ともに脱いでも歩いていればそこまで寒くはない、なぜならULD(ウルトラライトダウン)を着ているので。今回のMVPはマジでULD。
陣屋跡そばの裏通りに高山ラーメンを発見。
冗談抜きで人生の5本の指に入る旨さ。たまらん。
ちょうどこれを食べてるときに外は雪が降りだして、雰囲気も最高。
…
……
…………
すいません。一人旅ポエム、やらしてもらいます。
独り裏通りのラーメン屋、大盛りと梅ロック。常連客と店主の会話、テレビのクリスマスソング、この一瞬のために旅行してる
以上です。お目汚し、失礼いたしました。
最高。なんか泣きたくなってくる。
あ!!!OPの招き猫だ!!!(オタク)
えるたそ~^
興奮冷めやらぬまま20時ごろホテルに帰る。次の日は積雪が予想されるとのことで、非雪国出身としては楽しみで仕方ないので早めに睡眠。
どうでもいいんですけど、ビジホの布団ってどう使うのが正解なの?毎回敷布団と掛布団のクソ狭い隙間に身体をねじ込んでるんだけど。正しい寝方知ってる人教えてください。
12/26 2日目
6時に起きると外真っ白。
しかし、冬のビジホ特有のエグい乾燥で喉をやられていることに気づく。後日父に聞けば、湯船にお湯をためておけばいいとのこと。年の功ですな。
まずは一本杉白山神社へ。この神社の向かいあたりが折木家らしい。
奉太郎の通学路をなぞって、宮川朝市を通り
OPシーンの弥生橋を通り
鳥居がやたら大きい神社、飛騨八幡神社に寄り道し
神山高校のモデルとなった斐太高校へ到着。
……これ徒歩では少し遠くない?もう少し見てみたかったけど学生の姿がちらほら見えたので撤退。
雪道を自転車で颯爽と走っていく学生、最適化された猛者だな……と思ってたら帰りしな、目の前で原付が転けてた。そらそうよとは思うけど地元民っぽいしちょっとぐらいなら大丈夫(ただし今日みたいな日は辞めといた方がいい)みたいな認識なのかな。。。
高山陣屋を見学する。
お白州で裁かれるのって農民だけで、坊主とかは別らしい、武士は縁側で裁かれるんだと。時代劇あるあるですね。
釘跡を隠すのに使われたカバーで、この陣屋のは真向兎という。これ可愛すぎ、顧客はこういったものを求めてる。飽和し過ぎのさるぼぼじゃなくて。真向兎のステッカーとかあったら絶対買ってました。
見学順路後半に木の柱の模型があって、その横で案内の人が解説をしていた。なんでも、戦国時代はかんながないのでナントカ(聞き逃した、)で木を削ったらしい、かんなは江戸時代から使用されだしたのだとか。この時代差を用いたトリックとか作れそうですよね。
続いて、商店街にある高山アンテナショップへ。
ちゃんと片隅に氷菓コーナーがありました。アニメが9年前(!)と感じさせないほどの熱量があって凄い良かったです。
そしてもう一度朝市へ向かい、喫茶バグパイプを訪問。
言わずと知れたパイナップルサンドのモデルとなったお店。原作で二人が座っていた席には先客の同業者がいたので、近くの席に。
紅茶とチョコケーキ。最近ようやく紅茶の美味しさに気づいて、家でちょくちょく淹れるようになりました。茶葉の違いとかは全然分からないですが、それでもここの紅茶は美味しかったです。
ああ……見える……
その後、煥章館に立ち寄り、
ひたすら南下して日枝神社へ。あきましておめでとうの舞台ですね。僕はこの話が2番目に好きで、一番のお気に入りは『心あたりのある者は』です。
下調べしているときは積雪状態の写真があまりなかったのでわりかしレアかもしれません。
念願の御朱印帳作成。菊の紋がキレイ
御朱印を待っている間にも感じたけれど、雪が降り積もっていると本当に周りが静かに感じられる。雪が音を吸収するとはよく言うけれど、自分が雪景色に惹かれるのはこの静けさが結構好きだからなのかもしれないですね。雪の弊害を実感したことがない西国育ちの戯言ですが。。。
列車の時間が迫っていたので今回はここで高山とはお別れ。ここからはまた高山本線に乗って北上するのですが、長くなりそうなので前後編に分けます。
短い滞在だったけど、行きたいところはだいたい網羅できたし、運よく(僕にとっては)雪も降ったので大満足の旅でした。次は夏に、バイクで。